ホルムズ海峡を通る原油輸送が回復しつつある。トランプ米大統領は、エネルギー市場への圧力が以前に比べて和らいでいることを自らの成果としてアピールすることに余念がない。
トランプは10月9日、ロシア産ディーゼルのアメリカおよび世界市場向けの輸出を増やすことでロシアと合意したと発表。さらに11日にはロシアとウクライナが互いのエネルギー関連施設への攻撃を停止することで合意したと宣言し、いずれも燃料価格の引き下げにつながる動きだと強調した。インフレやガソリン価格の高騰にうんざりしている消費者にとっては、歓迎したくなるニュースだ。
だが中東ではなお戦闘と緊張が続き、イランの支援を受けるフーシ派による海運への脅威も消えていない。10日にはサウジアラビアの首都リヤドの空港がミサイル攻撃を受けて13人が死亡し、フーシ派が犯行声明を出している。
地政学上の大きな合意は、発表するのは簡単でもそれを守らせるのは難しい。
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