[北京/上海 16日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は、巨大な国内金融市場の一段の対外開放を進める方針を示し、人民元建て資産は世界の投資家の間で高まる分散投資ニーズに応えることができると表明した。国際通貨基金(IMF)・世界銀行総裁が開かれているタイのバンコクで15日に行った講演内容を、人民銀行が発表した。
潘氏は講演で、地政学リスクの高まりや世界経済の構造的な変化、人工知能(AI)の急速な進展に言及した。
「中国の着実な経済成長とハイテク産業の急速な発展は、人民元資産の確固たる支えとなる」と述べ、人民銀が投融資を促進するため、引き続きリスク管理ツールの拡充を進める方針を示した。
トランプ米大統領の関税措置や予測困難な外交政策によってドル資産の信認が損なわれる中、中国は資本市場の対外開放と人民元の国際化を推進する取り組みを強化している。
潘氏は、人民元建て債券が適格担保として世界的に受容され活用が拡大することを推進し、国境を越えた金融インフラの接続性を強化し、オフショア人民元市場の発展を支援すると表明した。