Amir Orusov

[16日 ロイター] - 英調査会社ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンス(BMI)が16日公表したデータによると、9月の世界の電気自動車(EV)需要は前年同月比2%減少し、7カ月ぶりにマイナスに転じた。欧州の販売台数は過去最高となったが、北米と中国の大幅な落ち込みを相殺するには至らなかった。

主要EV市場間の格差拡大が浮き彫りになった。欧州は旺盛な消費者需要と政策支援の恩恵を受けている一方、中国の国内市場は低迷が続き、北米では2025年9月末に米連邦政府のEV税額控除が終了した影響が続いている。

・9月の世界のEV販売台数は215万台に減少。一方、年初来の累計販売台数は前年同期比3%増の1550万台となった。

・BMIのデータマネジャー、チャールズ・レスター氏は「欧州の9月EV販売台数は約60万台と、これまでの最高だった6月を10%上回り、月間の過去最高を記録した」と述べた。

・北米の9月の販売台数は前年同月比44%減と、今年最大の落ち込み。前年同月には税額控除の終了を前に販売店への駆け込み需要が膨らんでいたことが響いた。

・レスター氏は、第4・四半期からは税額控除終了後に販売が急減した時期との比較になるため、前年との比較による影響は和らぐとの見通しを示した。

・中国の販売台数は前年同月比18%減の111万台となり、メーカーは輸出への依存を強めている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。