[マドリード 14日 ロイター] - スペインの国営世論調査機関CISが14日に公表した10月の調査によると、現時点で選挙が実施された場合、与党・社会労働党(PSOE)の予想得票率が34%となり、野党・国民党(PP)の22.2%を大きく上回る見通し。
・サンチェス首相は、自身が率いる少数与党政権の住宅対策が議会で否決されたことを受け、総選挙を11月に前倒し実施すると決めた。
・調査は10月第1週、住宅危機を巡る抗議活動が全国で続く中、5025人を対象に実施された。立ち退きを強いられたことが抗議活動のきっかけとなった住宅問題の活動家マリカルメン・アバスカル氏が7日に病院で死去する前に行われた。
・予想得票率の3位は極右政党のボックスで17.1%。PSOEの連立相手で急進左派のスマールは6.1%と後れを取った。スマールは総選挙に向け、他の左派政党との共闘を引き続き協議している。
・一方、他の大半の世論調査では、保守派のPPと極右ボックスが合わせて議会の過半数を確保するとの見通しとなっている。
・CISの調査では、首相に望ましい人物としてサンチェス氏の支持率が引き続き最高の39.3%と、PPのアルベルト・ヌニェス・フェイホー党首の14.7%を24.6%ポイント上回った。ボックスのサンティアゴ・アバスカル党首は13.8%だった。
・有権者の懸念事項では住宅問題が首位に急浮上し、スペインの最大の問題として挙げた割合は過去最高の55.7%と、前月を20ポイント上回った。次いで移民問題の20.9%、経済情勢の20.3%となった。