致死率が50%に近いエボラ出血熱の感染が、ケニアにまで拡大した。コンゴ民主共和国(DRC)を中心に死者が増え続けている今回の流行に関連して、ケニア保健当局は10月14日、2例目の症例を確認したと発表した。

ケニア保健省はXへの投稿で、2人目の感染者は39歳で、ケニアで初めて感染が確認された患者の親類だったことを明らかにした。13日に発症した時点で既に隔離されていたといい、地域住民の間で感染が広がっている形跡はないとしている。

アメリカ疾病対策センター(CDC)は今回の事態について、「史上2番目に大きいエボラの流行」と位置付ける。

国際機関の最新集計によると、コンゴ民主共和国で確認された症例は10月12日までに9144例、死者は4410人となった。ヨーロッパ疾病対策予防センター(ECDC)によれば、致死率は約48%に達している。

ケニアでも症例が確認されたことは、国境を越えて感染が拡大し得る現実を見せつけた。保健当局は封じ込めに尽力しているが、CDCによると、今回は過去の流行に比べてはるかに速いペースで感染が拡大している。

今回の流行では、ウガンダでも今年に入って症例が報告されたほか、フランスでは6月に、コンゴ民主共和国から帰国した1人の感染が確認された。

CDCによれば、ウガンダでは21人が感染または感染の疑いがあり、3人が死亡した。

今回の流行では対応が始まってから40日以内に確認された症例が1000例を超えた。これに対し、2018年にコンゴ民主共和国で流行が発生した時は、1000例に達するまでに約235日かかっていた。

ただ、アメリカでは今回の流行に関連した感染は確認されておらず、エボラの感染がアメリカにまで拡大する可能性は「非常に低い」とCDCは見ている。

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、「ケニア保健省がブンディブギョ株を原因とする2例目の症例を確認した。最初の患者の濃厚接触者で、既に隔離されていた」とXに投稿した。

「これは監視と接触確認の取り組みが機能していることの表れだ。患者は症状が表れて以来、支持療法を受けている」「2026年5月にDRCで流行が始まって以来、WHOはケニアなどの各国と緊密に連携して疾病監視や接触者追跡、臨床管理などを行い、エボラが他国に持ち込まれる事態に備えてきた」(テドロス)

ケニアでは100人超を隔離
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