Hiroko Hamada
[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比0.61%(415円61銭)高の6万8193円13銭となった。前日までの下げの反動で、指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連株に買い戻しが入り、相場を支えた。日経平均は底堅く推移した半面、TOPIXは小幅安となった。
・日経平均は前営業日比0.24%高でスタートした後、上げ幅を広げ、前場後半に一時0.74%(499円)高の6万8276円73銭まで上昇。前日に大きく下げたAI関連株がきょうは堅調。
・買いが一巡した後は6万8100円台を軸にもみ合い。今晩公表予定の米消費者物価指数(CPI)をにらみ様子見も。
・決算など個別材料を手掛かりにした売り買いが活発。前日に決算を発表したイオンは大幅安となった。
・セクター別では、金融株や空運株が軟調。前日に買われたバリュー(割安)株に売り。
・TOPIXは0.05%安の4108.80ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆3055億1400万円。
・東証33業種では、非鉄金属、化学、電機機器など16業種が値上がり。銀行、証券、商品先物取引、空運など16業種が値下がりし、鉄鋼は変わらずだった。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが602銘柄(38%)、値下がりは903銘柄(58%)、変わらずは46銘柄(2%)。
<極東証券経済研究所 代表取締役社長 佐藤俊郎氏>
「前日の米市場では、中国のメモリーメーカー台頭による競争懸念がありながらも、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は小幅安にとどまっていた。きょうの日本株市場でAI・半導体株が底堅く推移しているのは想定内の動き」
「目先は投資家の関心が決算に向いてくる。足元で出ている半導体関連企業や機械関連の業績は好調で、月末にかけて本格化するハイテク企業の決算への期待も高い。日経平均は今月下旬から上方向を試す展開を見込む」