Rachel More Giulio Piovaccari

[パリ 13日 ロイター] - 欧州自動車メーカー各社の幹部からは13日、中国メーカーとの競争や電気自動車(EV)への移行に対応するため、政策当局にさらなる支援を求める声が相次いだ。欧州メーカーはBMWとステランティスの第3・四半期の販売実績が減少し、業界が直面する逆風の強さが浮き彫りになっている。

フォルクスワーゲン(VW)のオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、パリモーターショーに合わせて開かれたイベントで、欧州の大衆車市場が「非常に大きな圧力」にさらされていると述べ、規制の柔軟化や域内生産を支える優遇措置を改めて求めた。

ブルーメ氏は「輸出で得られる利益だけに、われわれの未来を託すことはできない。欧州事業は収益性と強靱性を備え、競争力を持たなければならない」と指摘。「欧州の産業基盤を守らなければならない」と強調した。

ステランティス のアントニオ・フィロサCEOは、欧州ではEV用バッテリー工場をさらに増やす必要があると発言。ルノー のフランソワ・プロボCEOは自動車メーカーに課された2030年の排出削減目標について、政策当局が柔軟な対応を示さなければ、ルノーは欧州での生産を約30万台削減せざるを得なくなる可能性があると警告した。

欧州自動車メーカーへの圧力はBMWの実績にも表れた。同社の第3・四半期の世界納車台数は前年同期比6.4%減少し、中国では4分の1落ち込んだ。

ステランティスも第3・四半期の納車台数が1%減少したと発表。北米で夏季に実施した生産停止が響いた。一方で欧州向け出荷台数は10%増加。提携する中国新興自動車メーカー浙江零跑科技(リープモーター・テクノロジー) の車両が欧州での出荷増加に寄与した。

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