Shiho Tanaka
[東京 14日 ロイター] - 木原稔官房長官は14日午前の会見で、ロシア当局が北海道新聞の日本人記者を拘束したと発表したことを受け、情報提供や人道的な配慮を求める申し入れを行ったと説明した。今後状況が明らかになっていく中で「ロシア側へのさらなる申し入れなど、必要な対応をとる」という。
ロシア連邦保安局(FSB)は13日、北海道新聞の日本人記者をスパイ容疑で拘束したと発表した。具体的な拘束日は明らかにしていない。
木原官房長官によると、ロシア側の発表で日本人が拘束されたことを知り、現在は事実関係などを確認中。在ロシア大使館や総領事館を通じて情報提供を求め、人道的な配慮や公正公平な取り扱いについての申し入れを行ってきているという。拘束された記者とは現時点では接触できておらず、健康状態などは確認できていない。
木原官房長官は「今後状況を明らかにしていく中で、ロシア側へのさらなる申し入れなどの必要な対応をとり、引き続き邦人保護に万全を期していく」と述べた。
日ロ関係を現状、どう認識しているかとの質問に対しては「多くの問題があることは事実」とした上で、隣国でもあり問題の解決のためには意思疎通が必要だと指摘。「関係の適切な維持は重要であるという観点から、何が日本の国益にとって必要であるかということを総合的に勘案しながら、適宜適切に対応していく」と語った。