<ショート漫画から始まった「ちいかわ」は、今や大人も子供も魅了する日本有数のコンテンツに成長した>
この夏の映画業界の話題を『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が席巻した。公開5週目の8月23日に劇場興行収入が110億円と、100億円の大台を超えた。上映はまだまだ続く見込みで、今年の映画ランキング1位もうかがう勢いだ。
(※『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』予告編を見る)
「ちいかわ」は2020年にイラストレーターのナガノがツイッター(現X)で投稿連載したショート漫画から始まる。かわいいキャラクターたちが厳しい現実の中で日常を繰り広げ、時には不条理な展開もある。ビジュアルとストーリーのギャップでたちまちファンを獲得した。
22年にショートアニメ化され、バラエティー番組『めざましテレビ』内で放送されると、さらに人気が広がった。3年連続、計4回の日本キャラクター大賞グランプリは、キャラクターグッズでの成功も物語る。
(※『めざましテレビ』公式『ちいかわ』第1話を見る)
実績の大きさから、映画のヒットは当然と思いがちだ。しかし当初は「ヒットすると思うが、でも……」という関係者も多かったのではないだろうか。グッズ人気が高いキャラクター作品の劇場アニメ化は、その圧倒的な知名度に比べると興行収入は必ずしも大きくない。
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