ヒューマノイドロボットも、5年、10年以内に街中を歩いているかもしれません。中国もかなり進んでいますが、米中関係次第では中国製のロボットを使いにくい場面もあるでしょう。そこは日本にとってチャンスかもしれません。

フィジカルAIは現場での学習データが何より大事なので、人手不足で現場への導入が進みやすい日本は有利なポジションにいます。ロボットそのものだけでなく、学習したオペレーションやベストプラクティスをパッケージ化して輸出する道もあり得ます。少子化でオペレーションが優れている国という独自性が武器になる可能性があるということですね。

WhatやHowは真似できても、Whyは真似できない

──著書では『後世への最大遺物』が影響を受けた本として紹介されていましたが、ほかにも内藤さんの価値観に影響を与えた本はありますか。

サイモン・シネック氏の『WHYから始めよ!』です。人は機能や価格でサービスを選んでいるわけではなく、背景にある「Why(なぜそれをするのか)」に惹かれて選ぶ、という話です。

Apple製品を選んでいた人たちも、性能(What)よりも「世界を変える」というWhyと、それを体現する「Think Different」的なもの作り(How)に価値を感じていました。その結果生まれたのがMacやiPhoneです。

WhatやHowは真似できても、根底にあるWhyは真似できない。それがファンに支えられるブランドの土台になるんだと思います。読み返すたびに新しい気づきがある一冊です。

後世への最大遺物・デンマルク国の話
 著者:内村鑑三
 出版社:岩波書店
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WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う
 著者:サイモン・シネック
 出版社:日経BP 日本経済新聞出版

もっと多くの日本人がアメリカで挑戦したいと思うよう
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