糖尿病予備群の人は、就寝時刻を早めるほど体重が減りやすい可能性があることが、新たな研究で明らかになった。

米ニューヨーク大学とデラウェア大学の研究チームは、糖尿病予備群の成人を対象に、睡眠習慣と体重減少の関係を調査。その結果、睡眠時間の長さだけでなく、眠りにつく時刻も体重管理に重要な役割を果たす可能性が示された。

研究結果は、学術誌『ナーシング・リサーチ』に掲載された。

糖尿病予備群とは、血糖値が正常より高いものの、2型糖尿病と診断される基準には達していない状態を指す。わずかな減量でも2型糖尿病への進行リスクを下げられるが、インスリンの働きが低下する「インスリン抵抗性」によって代謝機能に負担がかかり、減量が難しい場合もある。

これまでの研究では、睡眠不足(7時間未満など)や夜更かしが体重増加や肥満リスクの上昇と関連することが示されている。睡眠の乱れがホルモンのバランスを崩し、インスリン抵抗性を助長するためと考えられている。

今回の研究には、普段の睡眠時間が1日6時間未満の21~64歳の成人196人が参加した。参加者は2つのグループに分けられ、一方は8週間の生活習慣改善プログラムを受け、もう一方は同じプログラムに睡眠指導を加えたものを受けた。

両グループとも、毎週オンラインで健康的な食生活や運動、ストレス管理について指導を受けた。睡眠指導を受けるグループには、睡眠環境の改善や、総睡眠時間を増やすために就寝時刻を早める計画づくりなども教えられた。

睡眠時間の長さと血糖値には関連は見られず
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