Michael Martina

[ワシントン 14日 ロイター] - 米政府が、人工知能(AI)での連携を進めるためのイニシアチブに参加している35カ国に対し、中国とのAI競争においてどちらの側につくか選択を迫る準備を進めている。中国側の同様の枠組みにも参加する場合、米国主導のAI連合から除外すると警告している。米当局者とロイターが確認した書簡の内部草案で明らかになった。

米国務省が作成した草案は、「AI機会声明」の署名国に宛てたもの。「全てに関わることは、何にも関わらないことに等しい。『パックス・シリカ宣言』への署名は単なる会員登録ではなく、公約だ」とし、AIに関して「熟慮の上で選択する」よう各国に求めている。中国に具体的に言及することなく、米国の方針と相いれない類似の取り組みへの重複参加は認められないとしている。

草案には日付が記されておらず、書簡の送付時期や送付前に修正の可能性があるかどうかは確認できていない。

米政権は昨年、AIモデル、半導体、重要鉱物のサプライチェーンを確保することを目的に、法的拘束力のない「パックス・シリカ」を発足。今年6月には、同枠組みの参加国のほか、AI協力で米政府と歩調を合わせたいと表明した国々がAI機会声明に署名した。声明には日本も署名している。

中国は7月に「世界AI協力機構」を創設、29カ国が加盟した。習近平国家主席は、AI分野のルール策定を米国が主導することに異議を唱えている。これまでのところ、米中両方の枠組みに参加しているのはカザフスタンのみとなっている。

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