Saeed Azhar Milana Vinn

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、米半導体大手エヌビディアが進める5000億ドル規模の人工知能(AI)向け資金調達構想への参加について、投資家候補と協議している。関係者が明らかにした。

関係者の1人によると、米国の保険会社、資産運用会社、銀行が資金の主な出し手になる見通し。別の関係者は、資産運用会社が調達額の相当部分を引き受ける計画だと述べた。

エヌビディアは10日、ゴールドマンを含む大手金融機関6社と提携して計算プラットフォームを立ち上げると発表した。AIインフラ向けに外部から5000億ドル以上を調達することを目指す。

関係者によると、ゴールドマンは資産運用部門を通じて劣後資金やプライベートクレジット融資を提供できる。投資銀行部門を通じて債務をプライベート・クレジット・ファンドに組み入れ、最終的に公募債市場で販売することも支援できるという。

最初の関係者はゴールドマンがこうした仕組みについて、銀行、資産運用会社、保険会社、プライベートクレジット会社など幅広い投資家と協議してきたと述べた。

エヌビディアの資金調達の仕組みはベンダーの保証に大きく依存していた従来のAIインフラ案件とは異なる。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はXで、潜在的な取引額の25%に相当する最大1250億ドルを保証する選択肢があると述べた。

別の関係者によると、AI計算能力を裏付けとする債務の流通市場を創出し、債務を従来型の証券に近い形で取引できるようにする狙いがある。これにより資金調達コストが低下し、より幅広い投資家を呼び込める可能性がある。

バンク・オブ・アメリカのアナリスト、ビベック・アリヤ氏はリポートで「ベンダーによる資金供給からの転換とみられる。負担を負うのはコンソーシアムであり、エヌビディアのバランスシートではない」と指摘した。

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