Kanishka Singh
[ワシントン 12日 ロイター] - 米移民・税関捜査局(ICE)が現場の職員向けに電気ショックを与える手袋を購入する計画であることが分かった。トランプ政権による移民取り締まり強化の中でICEの行動を批判してきた人権団体の間では、懸念が広がっている。
• ICEを管轄する国土安全保障省(DHS)のウェブサイトに掲載された文書によると、ICEは「CTG─5低出力電圧発生装置」の購入に最大2000万ドルを投じる計画。
• この電気ショック手袋は、対象者の反応能力を妨げることを狙いとしている。
• DHSは同手袋について「導電性による注意分散・緊張緩和装置で、国土安全保障捜査部(HSI)および執行・送還業務の職員・捜査官に支給される」と説明している。
• 人権団体の全米市民自由連合(ACLU)は移民当局の職員に「激しい痛みを与える隠された手段を与えることは、市民により大きな危害を及ぼし、説明責任を弱めることにつながる」と批判した。
• DHSによると、ICE職員は緊張緩和の手法について訓練を受けており、「実力行使に関する継続的な訓練」も定期的に受けている。
• DHS報道官は「あらゆる決定は慎重な検討を経て、適切に審査されている。ICEが用いる技術は、全ての関連法執行の方針および基準に沿ったものとなるようにしている」と述べた。
• 今年初めにミネソタ州でICE捜査官が米市民2人を射殺した事件や、ICE収容施設の環境に関する人権団体の懸念を受け、全米では同機関の手法に反対する抗議行動が広がった。