Scott DiSavino
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は11日公表した短期エネルギー見通しで、米国の天然ガス供給と需要がいずれも2026年に過去最高を記録するとの見通しを示した。
乾性ガス生産量は、過去最高だった25年の日量1076億立方フィートから、26年には1112億立方フィート、27年には1160億立方フィートに増加する見通し。26年の予測値は7月の数字と変わっていない。
米国内の天然ガス消費量については、25年の日量919億立方フィートから、26年には920億立方フィート、27年には948億立方フィートに拡大すると見込んだ。26年の予測は7月時点の921億立方フィートからわずかに下方修正となった。
液化天然ガス(LNG)の輸出量は、過去最高だった25年の日量151億立方フィートから26年には174億立方フィート、27年には186億立方フィートに増加すると予測した。南部テキサス州にあるフリーポートLNG輸出設備の保守点検を理由に、7月時点の予想から小幅に下方修正した。
天然ガス在庫は、記録的なガス生産と原料ガス需要の減少により10月に3兆9850億立方フィートへ増加し、暖房需要期の冬を控えたこの時期として過去10年で最高水準になると予測した。
また、発電事業者による石炭使用量の減少が予想されるため、米国の石炭生産量は25年の5億2884万ショートトンから26年には5億1444万ショートトン、27年には4億9666万ショートトンに減少すると予測した。27年の予想は1963年以来の低水準。
化石燃料由来の二酸化炭素(CO2)排出量は、25年の49億0400万トンから26年には48億1800万トンに減少する見通し。石油、天然ガス、石炭の使用減少が背景にある。その後、天然ガス消費の増加により27年には48億4300万トンへわずかに増加すると予測した。