[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリアとベトナムは11日、包括的戦略的パートナーシップを深化させることで合意し、防衛、農業、国境警備分野にまたがる協力協定に署名した。
アルバニージー豪首相とベトナムのトー・ラム国家主席はラム氏の豪州公式訪問に合わせて発表した共同声明で、世界のサプライチェーン(供給網)を混乱させる制限的な貿易慣行に懸念を表明した。
声明によると、両国は重要鉱物、半導体、クリーンエネルギーなどの分野でサプライチェーンに関する協力を強化することで合意した。
両首脳はまた、海上の法執行を巡るベトナム沿岸警備隊と豪州国境警備隊の覚書交換に立ち会った。ベトナム政府が別途発表した声明によると、両国の国境警備当局の協力・相互支援を強化する別の覚書も署名された。
ラム氏は共同記者会見で「世界情勢が急速かつ複雑に展開する中、各国は対話を強化し、信頼を築き、航行と上空飛行の安全・自由を確保し、国際法に基づき平和的手段で紛争を解決する必要があるという点で一致した」と述べた。
豪州はインド太平洋地域での活動の一環として、南シナ海に海軍艦艇や哨戒機を定期的に派遣している。今年4月にはカナダや米国と共に同海域を航行した。南シナ海ではベトナムや中国など複数の国が領有権を争っている。