Noel Randewich
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場は続落。中東情勢を巡り、安定化につながる合意実現に懐疑的な見方が強まった。また、アマゾン・ドット・コムやアルファベットが売られ、相場を圧迫した。
イランの国防・外交を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は11日、米国が行動を改め、戦闘終結に向けたイランの条件を受け入れない限り、ホルムズ海峡の封鎖は解除されないと述べた。
北海ブレント原油先物は不安定な値動きの中、約1週間ぶりの高値付近で推移した。S&P500エネルギー株指数は1.1%上昇した。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「ここ数カ月そうであるように、全ての当事者にとって有効な合意にたどり着くのは実に難しい。原油はやや上昇しており、この問題を巡る不確実性の高まりを織り込んでいる」と指摘。その上で、「市場は明らかにこの紛争を巡って時折変動してきたが、多くの人が想定していたような大きな逆風にはなっていない」と語った。
アマゾンは2.1%安、アルファベットは3.8%安となり、いずれもS&P総合500種とナスダック総合を押し下げた。スペースXは約4%下落した。
オルタナティブ資産運用会社は上昇し、アポロ・グローバルが6.2%高、ブラックストーンが約4%高となった。両社は、5000億ドル超の資金調達を目指す計算資源向けプラットフォームを設立するため、最近エヌビディアと提携した金融機関に含まれる。
S&P500は下落したものの、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.2対1の比率で上回った。
好調な四半期決算を背景に、S&P500は先週最高値を更新した。一方、ナスダックは6月2日に付けた終値ベースの最高値を約2%下回る水準だ。
マイクロソフトとアマゾンによる人工知能(AI)データセンターへの巨額投資が実を結びつつある兆しも、投資家心理を押し上げている。
米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が金融政策に関するガイダンスの縮小を目指す中、今後2日間に発表される消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)のインフレ指標は金融政策の道筋を巡る市場の見方を形成する上で極めて重要となる。
CMEのフェドウオッチによると、市場では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を巡って見方が分かれている。
イラン紛争に起因するエネルギーコストの上昇がインフレ懸念を招き、世界の中央銀行の政策運営を複雑にしている。
スイスのスポーツウエアブランド、オンの米上場株は20.3%急落。第2・四半期の売上高が市場予想を下回った。
米取引所の合算出来高は150億株。直近20営業日の平均は176億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53791.85 -184.13 -0.34 53961.60 54222.85 53746.43
前営業日終値 53975.98
ナスダック総合 26445.45 -159.91 -0.60 26672.18 26679.26 26372.31
前営業日終値 26605.36
S&P総合500種 7728.20 -24.91 -0.32 7767.51 7767.51 7717.25
前営業日終値 7753.11
ダウ輸送株20種 21297.61 -68.47 -0.32
ダウ公共株15種 1099.91 +11.82 +1.09
フィラデルフィア半導体 12098.47 +104.61 +0.87
VIX指数 15.28 -0.18 -1.16
S&P一般消費財 1967.40 -14.95 -0.75
S&P素材 666.31 -0.59 -0.09
S&P工業 1571.28 +9.35 +0.60
S&P主要消費財 936.96 -2.41 -0.26
S&P金融 960.76 -0.25 -0.03
S&P不動産 280.30 -2.43 -0.86
S&Pエネルギー 933.13 +9.80 +1.06
S&Pヘルスケア 1957.81 -5.13 -0.26
S&P通信サービス 455.73 -9.86 -2.12
S&P情報技術 6931.81 -18.39 -0.26
S&P公益事業 442.53 +4.84 +1.11
NYSE出来高 11.84億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 67100 - 60 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 67065 - 95 大阪比