[ブリュッセル 11日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズと中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が、スペイン領への移民越境に関するコンテンツのファクトチェックを行うことで合意した。欧州連合(EU)欧州委員会のビルクネン副委員長(デジタル問題担当)が明らかにした。モロッコから北アフリカにあるスペインの飛び地セウタへの大規模な移民流入を受けた動きとなる。
ビルクネン氏は10日、Xへの投稿で、その目的は犯罪組織が虚偽の情報を使って移民希望者に越境させようとするのを防ぐことであり、これまでにそれが悲惨な死亡事例につながってきたと指摘。投稿によると、メタとTikTokはEUと合意し、危機対応プロトコルの一環として「ファクトチェック機関との臨時のエスカレーション・協力メカニズム」を設置する。
また欧州委の報道官は11日、両プラットフォームは移民密航に関連するコンテンツを禁止することも約束したと明らかにした。同報道官は記者団に対し、両プラットフォームは自主的にコンテンツのブロックや優先順位の引き下げを行っていると指摘。欧州委はコンテンツの削除を強制しているのではなく、プラットフォーム側と対話を行い、責任ある行動を取るよう促していると説明した。
7月30日以降、モロッコから5万人以上の移民が陸路と海路でセウタに流入し、EU全体に警戒感が広がっていた。