[11日 ロイター] - 紅海の出口にあたるバベルマンデブ海峡で11日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がタンザニア船籍の小型貨物船「ティハマ」を攻撃し、乗組員3人が死亡した。イエメンの沿岸警備隊関係者2人と軍当局者2人が明らかにした。

確認されれば、2月末の米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発する中東紛争で、フーシ派の船舶攻撃による初の死者となる。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は、イエメンのモカ沖で貨物船が未確認の飛翔体に被弾し、死傷者が出たとの報告を受けたと述べた。

イエメンの情報筋によると、船はオマーンのサラーラからジブチ経由で航行していた。死亡したのはパキスタン人2人とインドネシア人1人。

フーシ派は先月、サウジアラビア主導の連合軍の作戦に対抗し、紅海でサウジに対する海上封鎖を宣言した。今回の攻撃への関与は確認していない。

バベルマンデブ海峡での船舶攻撃は、すでにホルムズ海峡封鎖で打撃を受けている中東の海上通航にさらなる不確実性をもたらしている。

データ分析会社ケプラーによると、先週バベルマンデブ海峡を通過した船舶は1日平均32隻。封鎖前は1日平均50隻だった。

英海事機関UKMTOは11日、オマーン湾でコンテナ船と軍事部隊が絡むインシデントの報告を受けたと発表した。

英リスク管理会社バンガードなどは、初期段階の評価として、パナマ船籍のコンテナ船「ベラ・ノバ」が11日にオマーン湾のパキスタン寄り海域を航行中、パキスタン沿岸から約71カイリの地点でミサイルに被弾したとみられると指摘した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。