[カイロ 10日 ロイター] - オマーンのドファール県沖で、制裁対象となっているロシア産原油を運搬中に損傷したタンカーから原油が流出し、約390平方キロメートル(150平方マイル)に及ぶ海域に油膜が広がっているとオマーン政府が明らかにした。

オマーンは10日、環境への影響に関する詳細を初めて公表し、南部ドファール県沖のハラニヤット諸島付近の海域で発生した原油流出事故への対応に取り組んでいると説明。オマーン環境庁が国営通信を通じて発表した声明によると、衛星画像を含む最新の分析に基づき、油膜は約390平方キロメートルに及んでいるという。

油膜は同諸島の北東から本土に向かって広がっており、最も近い地点では海岸から約7キロメートル以内まで接近しているとみられる。

ロイターが衛星画像と海運専門家の分析を基に検証した結果では、「キャロライン・ベゼンギ」号からの流出は先月末時点でなお拡大しており、環境被害の可能性が懸念されている。

海上保安関係者2人によると、「キャロライン・ベゼンギ」号は6月8日、イエメン南部ムカッラ沖で最初にトラブルを報告。初期評価では、船内で爆発が起きた可能性が示唆されたという。

船舶の損傷原因は不明で、オマーン側も説明していない。

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