Echo Wang
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 投資会社KKRと、資産運用大手ブラックロック傘下のグローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)が保有するデータセンター運営会社サイラスワンが、早ければ2027年に新規株式公開(IPO)を実施する準備を進めていることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。実現すれば、近年の同業界で最大級のIPOの一つとなる可能性がある。
関係者によると、両社は先週、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの投資銀行と会合を持ち、各行はIPOでの役割獲得を目指して売り込みを行った。協議は非公開のため、関係者は匿名を条件に語った。
目標とする調達額や評価額はまだ決まっていないが、関係者の1人は約50億ドルを調達する可能性があると述べた。
協議は初期段階で、詳細は変更される可能性がある。
ブラックロック、KKR、ゴールドマン、モルガン・スタンレーはコメントを控えた。サイラスワンもコメントしなかった。
計算能力への支出が急増する中、データセンターや人工知能(AI)インフラに関連する大型IPO案件が増えている。
KKRとGIPは2022年、負債を含めて約150億ドルでサイラスワンを非公開化した。IPOにより、両社は投資を現金化できる一方、サイラスワンはデータセンター拡張のために借り入れた負債を返済する追加資金を得られる。
サイラスワンは米国、欧州、日本で60以上のデータセンター拠点を運営している。米メディアのジ・インフォメーションは以前、サイラスワンが銀行との面談を準備していると報じていた。