「毎日眠りが浅くて疲れが取れない」「午後に強い眠気に襲われる」。そんな悩みの原因は、日中を過ごす室内の「明るさ」にあるかもしれない。近年の研究により、日中の光環境が夜の睡眠の質に影響を与えることが明らかになっているのだ。
そこで、上級睡眠健康指導士で医療職インテリアコーディネーターの田口里奈さんに、最高の睡眠と健やかな暮らしを導くための最良の光環境作りのコツを解説してもらう。
※本稿は、『科学的根拠に基づく最高の睡眠空間』(かんき出版)より一部抜粋・再編集したものです(抜粋第3回)。
室内で働く人は不眠スコアが高い
以前の記事で、朝の日光が睡眠に良い影響を与えることを紹介しました。
ですが、朝だけでなく日中の光環境も夜の睡眠の質に影響を与えることがわかっています。さらに、これらは日中のパフォーマンスにも関係しています。
九州大学が行った研究では、室内で働く人は、屋外で働く人に比べ、光環境の影響により不眠スコアが高くなりやすいことがわかっています。
朝だけでなく、日中の日光を浴びることも夜の睡眠に大きな役割を果たしていると考えられます。
また、
- 窓から外の景色が見え、日光が入るオフィス環境
- ブラインドで遮られた光が入らないオフィス環境
で働く人を比較した研究においては、日光が入る環境で働く人のほうが睡眠時間が平均37分長くなることに加え、認知機能を測るテストのスコアも平均42%高いことが報告されています。
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