「スマホのブルーライトは安眠を妨げる」と聞いて「寝る前のスマホ断ち」をしているのに、それでも寝付きや寝起きが悪い、眠りが浅いと感じることはないだろうか。

実は、私たちが信じているブルーライトの悪影響よりも、睡眠を妨げるさらに大きな「光の犯人」が存在するという。

上級睡眠健康指導士で医療職インテリアコーディネーターの田口里奈さんに、科学的根拠に基づいた「眠りの質」を劇的に変える照明術を解説してもらう。

※本稿は、『科学的根拠に基づく最高の睡眠空間』(かんき出版)より一部抜粋・再編集したものです。

ブルーライトより悪影響を及ぼすものがある?

スマホやパソコンのディスプレイからのブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすという話は、多くの人が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。就寝前にスマホやパソコンの使用を控えたり、ブルーライトカット機能を活用したりと、睡眠のために工夫している方は多いと思います。

『科学的根拠に基づく最高の睡眠空間』(かんき出版)

実際に、就寝前のスマホやパソコンの使用が睡眠に悪影響を及ぼすことは、多くの研究で報告されています。

スマホ使用による睡眠へのリスクを調査した研究では、就寝前にスマホを使用する人のうち、67.52%が低い睡眠状態であることがわかっています(このとき、スマホ操作で最も多かったのはSNSが41.6%、次いで動画視聴が21.65%でした)。

また、スマホ操作時に、ブルーライトカットレンズを使用した場合、透明レンズ使用時と比較して、主観的な睡眠の質や睡眠時間に改善がみられたという報告もあります。

部屋の明るさや光の色が睡眠に関わってくる
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