すでに危機にあるベネズエラが直面する、新たな試練

地震は、長年の経済崩壊と大規模な国外流出によってすでに疲弊していたベネズエラを襲った。過去10年間で770万人を超えるベネズエラ人が国外へ去っており、多くの家族は、通信障害のために海外の親族と連絡が取れないという。

アメリカ、中国、ブラジル、ドミニカ共和国は支援物資を送付したほか、米国務省は災害支援チームを動員するなどの支援を始めている。しかし、地震はシモン・ボリバル国際空港にも被害をもたらしたため、救援活動も容易ではない。

マルコ・ルビオ国務長官は、アメリカによる支援は「大規模で、迅速で、効果的なものになる」と述べ、捜索チームと医療物資がすでに現地へ向かっているとした。

カラカスを訪れていたアメリカ人、ポール・アンジェロは「この2度の地震は、すでに多くの苦難を経験してきたベネズエラの人々にとって、さらなる人道上の試練だ」と本誌に語った。「だが現地には非常に強い結束がある。一般市民が、できるところではどこでも避難場所、食料、精神的支えを提供している。アメリカと近隣のラテンアメリカ諸国の政府は、この国家的悲劇の直後の重要なタイミングで、できる限り多くの命を救うため、カラカスとラグアイラへの支援を急増させている」

脆さと、これから起こることについての教訓

リーバーにとって、この災害は向き合わざるを得ない現実を突きつけた。

「(この地震が与えたのは)本当に壊滅的であり、人生の脆さについての恐ろしい教訓だ……争ったり、物事を心配したりすることに費やす時間を減らし、もう少し調和と感謝をもって生きることについての教訓でもある」

余震が収まらない中でも、救助隊が崩壊した建物の捜索を続け、ベネズエラの人々は長い復興に備えている。その支えとなるのは、地域の結束、現場での工夫、そして最悪の事態はすでに過ぎたはずだという希望だ。

【動画】建物の中には土埃が充満し、道路は避難者でいっぱい…ベネズエラ地震の惨状
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