6月24日、ベネズエラを2度、大地震が襲った。首都カラカス各地で建物が揺れ、ひび割れ、崩壊する中、住民は通りへと逃げ出した。

【動画】建物の中には土埃が充満し、道路は避難者でいっぱい…ベネズエラ地震の惨状

2度の揺れは、長く激しい揺れへの備えができていなかった人口密集地区を直撃。パニックを引き起こし、地区全体の姿を一変させた。カラカスと沿岸部のラグアイラ州では、数百万人が車の中で眠り、親族を捜しながら、余震に備えている。救助隊も、閉じ込められた人々のもとへ急いでいる。

大統領代行のデルシー・ロドリゲスは国家非常事態を宣言し、「数十棟の建物が崩壊した」と述べ、ラグアイラについては「まさに悲劇だ」と語った。米地質調査所(USGS)は、死者数が1万人を超える確率を41%と推定した。

本誌は、ベネズエラの国家市民保護・災害管理局にコメントを求めている。

地面が水のようになった瞬間

カラカスにいた多くの人々にとって、その恐怖は理屈では説明できない感覚から始まった。

「午後6時5分、犬を連れて階段で2階から下りようとしていた。下りたとき、海岸の潮のように、すべてが左右にとても激しく動き始めた」と、カラカス在住の医療ジャーナリスト、マリアン・リーバーは本誌に語った。「だが、私たちがいたのはコンクリートの上だった」

リーバーによると、音は耳をつんざくほどだった。金属、ガラス、コンクリートが一斉にうなり、その後、揺れが続くなかで近隣住民の叫び声が響いた。揺れは、彼女がこれまで経験したどの地震よりもはるかに長かったという。

「本当に長かった。本当に長かった……私は犬にしがみついていて、床が動き続けているのを感じた。その後、余震が来た」

車で眠り、地平線を見つめる
【関連記事】