人気チョコレート菓子のM&M's(エムアンドエムズ)が、人工着色料を一切使わずに製造されることになった。だがその一方で、おなじみの「2つの色」が姿を消すという。

背景にあるのは、トランプ政権が掲げる「アメリカを再び健康に(MAHA)」運動で、製造元のマース社も、この動きに足並みをそろえた形だ。

マースがウォール・ストリート・ジャーナルに明かしたところによると、新しいM&M'sは天然由来の着色料のみを使用し、8月からアマゾンで先行販売される。同社の約90年の歴史のなかでも初の試みだという。

しかし、ブラウンとブルーの2色は除外される見通しだ。報道によると、天然の原料だけでこの2色を再現する方法が見つからなかったのだという。

この夏から順次導入される商品は、タール系色素を天然由来の着色料へと切り替える。なお、従来のリニューアル前のM&M'sも、当面は店頭やオンラインで購入できる見込みだ。

今回の新商品投入の背景には、米保健福祉省のロバート・ケネディ・ジュニア長官をはじめとする共和党幹部らが、米国内で販売される食品から人工着色料を排除するよう、食品メーカーへの圧力を強めていることがある。

テキサス州のケン・パクストン司法長官は、マースが過去に人工着色料を排除すると約束した一方で、認可された食品着色料には健康上のリスクはないと主張し続けていた件について、消費者を誤認させた疑いがあるとして調査を開始した。

欧州では警告ラベルも
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