「やればできる」を「やらなくても済む」に
自治体は市民との協力でごみ減量を実現したが、生産者の設計を変える制度はまだ緒に就いたばかりだ。ドイツや南アの事例は、新しい法律を待たずとも、既存制度の運用改善で実現できることを示している。その小さな前進が上勝町と大崎町にも残る約20%の壁を内側から溶かし始めるはずだ。
「やればできる」を「やらなくても済む」に変えること。それこそが、「拡大生産者責任」の本質であり、壁の向こう側へと続く道なのである。
トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。
2026年9月22日/29号(9月15日発売)は「ニュースが分かる 国際情勢BUZZワード50」特集。
トランプ思想・世界経済・安全保障の新常識。今盛んに使われるキーワード50を徹底解説
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます