もう1つは、健康情報が「完全に正しい」か「完全に間違い」かではなく、全てがその間のグレーゾーンにあるという点。本書の100の質問に対する回答は、身近に感じられるよう〇×クイズ形式にしましたが、実際は100か0かではなく「確率論」の世界です。これが一番伝えたいことかもしれません。
ソーシャルメディアには、はっきり確定的なものの言い方をして人を間違った方向に導く情報も多くあります。そうした情報をうのみにしないようにと、それぞれの問いに対し、現時点での科学的根拠をひも解き、最も確からしい答えを提示しています。
──本書の帯に「人生はすべての選択の総和である」と書かれていて、胸に刺さりました。
70歳や80歳で病気を発症すると後戻りできないことも多いですが、40代・50代で健康につながる選択をすれば、将来の後悔を防ぐことができます。100の質問は非医療者の方々から集めたもの。その一つひとつに答えたものを出版社がビジネスパーソンに届く形に編集してくれました。
「健康診断を受けている=安心」ではない
──健康診断やがん検診に関連して、「40歳前後の人が押さえるべき検査」や「見ておくべき数値」などのポイントがあれば教えていただけますか。
大前提として、科学的根拠に基づいたがん検診をきちんと受けることが重要です。厚生労働省やがんセンターが推奨している検診ですね。人間ドックに含まれている場合もあれば、含まれていない場合もあります。
40歳以上なら、乳がん検診や子宮頸がん検診にくわえて、大腸がん検診も大事です。40代は大腸がんのリスクも無視できない年代なので。
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