カリフォルニア州は今年、ギャビン・ニューサム州知事の後任を選ぶことになる。

2011年に導入された「ジャングル予備選」の制度により現在、政党を問わず全ての候補者が6月2日の予備選に向けてしのぎを削っている。11月の本選挙に臨むのは、その得票上位2名だ。

民主党系の候補は元カリフォルニア州司法長官でジョー・バイデン政権の保健福祉長官も務めたハビエル・ベセーラ、ヘッジファンド創業者のトム・スタイヤー、元連邦下院議員のケイティ・ポーターら。5月に行われた討論会で火花を散らしたが、明確な本命候補は見えてこなかった。

対する共和党側では、ドナルド・トランプ大統領の支持を受けたFOXニュース元司会者のスティーブ・ヒルトンが、高い支持を得ている。

カリフォルニアの選挙は、しばしば全米に影響を及ぼす。人口が全米1位で、全米最大の54人の選挙人団を擁し、多様性に富む同州は政党の方向性を左右し、時には国の指導者を生み出す舞台となる。

例えば1966年の州知事選がそうだった。新人ロナルド・レーガンが共和党予備選を制し、この勝利が数十年にわたり共和党とアメリカ政治を書き換えることとなった。

60年代当時、共和党は深刻な分裂状態にあった。北東部ではニューヨーク州知事のネルソン・ロックフェラーらが公民権や公的医療で比較的リベラルな立場を取り、党を中道寄りに誘導していた。

自由を守るための過激主義は悪ではない