再入院率は40%低下し、患者満足度は95%に

サッターには従来型の在宅医療プログラムもあり、慢性疾患、けがや病気からの回復期、退院直後の患者の自宅に看護師、理学療法士、言語療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーなどを派遣している。24年は4万2500人以上に延べ約76万4000回の訪問を行った。

また、カリフォルニア州モデストにあるサッターの系列のメモリアル・メディカル・センターでは、先進的な在宅入院のパイロットプログラムを実施している。

うっ血性心不全や蜂窩織炎(ほうかしきえん)で入院している患者に遠隔モニタリング機器を提供し、早期退院を可能にした。心不全患者の30日以内の再入院率は40%低下し、患者満足度は95%に達した。

一方、ブルック・ヘルスも23年初めから、マサチューセッツ州サウスブリッジにあるマサチューセッツ大学のハリントン病院と提携し、うっ血性心不全患者の退院後ケアを支援している。

患者はインターネット接続型の体重計と血圧計で自宅測定を行い、看護師が状態を追跡して問題があれば対応する。プログラム開始からわずか3カ月で、再発リスクが高い退院後30日以内の再入院率は50%低下した。

ケア提供側はAIケアボットと連携して、担当する患者の遠隔機器のデータを監視する。血圧、血糖値、酸素飽和度、体重、睡眠などの指標をモニタリングして、リアルタイムで対応。患者に測定を促したり、健康上の助言を提供したりもする。

自宅で最期を迎えられたことは「大きな勝利だった」
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