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[北京/ドバイ 15日 ロイター] - 米中首脳は15日、2日目の会談を終えた。トランプ米大統領は経済面の成果を強調し、中国を離れた。一方で中国側はイランとの戦争はそもそも起こすべきではなかったとの認識を示した。

今回の訪中は、行進する兵士たちによる盛大な歓迎式典から、豪華な晩餐会、そして秘密の庭園へのプライベートツアーに至るまで、華やかな演出に満ちており、トランプ氏はホストである中国の習近平国家主席の温かさや偉大さについて言及し、繰り返し称賛を惜しまなかった。

かつては皇帝の庭園で、現在は中国指導部が執務室を構える中南海。習氏の横でアームチェアに座ったトランプ氏は「われわれはいくつかの素晴らしい貿易合意を結んだ。両国にとって大きなものだ」と述べた。「素晴らしい訪問だった。多くの良い成果が得られたと思う」とも語りかけた。

これに先立ち、両首脳は屋外を談笑しながら散策し、トランプ氏が美しいバラに言及すると、習氏はその花の種を送ると約束。その後、昼食を共にした。

しかし、トランプ氏が最後の会談に備える中、中国外務省はイラン戦争に対する不満を率直に述べた声明を発表。「本来起こってはならないこの紛争に、継続する理由はない」とし、中国は和平合意に向けた取り組みを支持していると付け加えた。

中南海では、トランプ氏がイラン問題について協議したと明かし、考えが「非常に似ている」と述べたが、習氏はコメントしなかった。

ホワイトハウスは米中首脳の14日の会談後、習氏がホルムズ海峡の軍事化や、イランが示唆しているような通航料の徴収に対して中国が反対していることを明確にしたと発表した。

トランプ氏はFOXニュースの政治番組「ハニティー」で、習氏がイランに軍事装備を供与しないことも約束したと明らかにし、「これは重大な声明だ」と語った。

中国はイランに武器を供与する計画があるという報道を「根拠のない中傷」として退けている。だが、アナリストらは、米国に対する戦略的対抗軸としてのイランの価値を考慮すると、習氏がイランを強く追い込んだり軍事支援を停止したりすることに前向きであるかは疑わしいと見ている。

国営メディアによると、イラン軍のハタミ参謀総長は、軍隊は「最後の一滴の血が尽きるまで」国を守り続けると述べた。

ブルッキングス研究所の外交政策フェロー、パトリシア・キム氏は「注目すべきは、イランに関して中国が具体的な行動を取るというコミットメントを何ら示していない点だ」と述べた。

一方、トランプ氏の訪中に同行している米​通商代表‌部(USTR)のグリア代​表はブルームバーグTVのインタビューで、年内に期限を迎える貿易休戦を延長するかどうかはまだ決定していないと語った。

キム氏は、こうした延長こそが今回の首脳会談における「最も基本的なベンチマーク」になると指摘した。

米当局者によると、農産物の販売に関する合意も成立し、将来の貿易を管理するメカニズムの構築でも進展が見られた。両国は300億ドル相当の非敏感品目を選定する見通しだ。

しかし、合意の詳細はほとんど明らかにされず、米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が土壇場で同行を果たしたにもかかわらず、同社の先端AI(人工知能)チップ「H200」の中国販売に関しても進展の兆しは見られなかった。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの中国担当シニアアナリスト、チム・リー氏は「市場にとって、今回の首脳会談は戦略的には安心感を与えるものの、実質的な内容には物足りなさを感じるものとなるだろう」と話した。

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