イジー・フェアクラフさんが最初にけいれん発作に襲われたのは、15歳の時だった。本人は不安など微塵も感じていないと訴えたにもかかわらず、医師らは不安症によるものだと決めつけ、取り合おうとしなかった。
現在20歳になり、大学でスポーツ心理学を専攻しているフェアクラフさんは最近、TikTok(@izzy.tryjuno)に動画を投稿した。そこにはこんなメッセージが添えられている。「慢性の病気を抱えている女子たちに聞きたい。『ただの不安症だ』と言われた後に、本当は何と診断された?」
この動画は大きな反響を呼んだ。医療現場において、女性に対する臨床医の対応は男性よりも遅れる傾向があるとの研究結果がある。女性は診察までの待ち時間が長く、同じ症状であっても痛み止めを処方される確率が低い。
ロンドン在住のフェアクラフさんは、自身の経験もまさにそのパターンだったと本誌に語った。彼女は精神的な問題ではないと確信していたが、発作はストレスやホルモンバランス、あるいは不安症のせいにされた。
初めて発作が起きたのは2021年の夏だった。自宅で母親と一緒にいたとき、突然、左足に「チクチクするようなしびれ」を感じたという。立ち上がろうとすると足の感覚がなくなり、「めまいがして視界がかすみ始めた」と彼女は振り返る。「意識が遠のいていくのを感じ、筋肉が硬直していった」
母親の話によれば、彼女はその場に崩れ落ち、「床で激しく震えていた」という。救急隊が駆けつけた頃には、発作は収まっていた。
「目が覚めたときは、何が起きたのかさっぱり分からなかった。ひどく混乱していて、自分の名前すら思い出せない。本当に恐ろしかった」