スポーツイヤーの最注目はサッカーW杯

2026年は、2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックに始まり、3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、そして、6月のサッカーFIFAワールドカップ(W杯)と、世界的なビッグイベントが続く「スポーツイヤー」です。

なかでも株式市場が特に注目しているのが、6月11日から7月19日にかけてアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同で開催されるW杯の北中米大会です。

日本代表はグループFに入り、初戦でオランダと対戦予定。前回カタール大会でドイツやスペインを撃破した記憶も新しく、今大会でも代表チームの躍進への期待とともに、関連銘柄への物色が活発化することが予想されます。

W杯がもたらす経済効果と市場の変化

サッカーW杯は、テレビ視聴者数や経済効果でオリンピックを凌ぐとも言われる、世界最大級のスポーツイベントです。放映権料・スポンサー契約・広告出稿・関連グッズ消費を通じて、巨大な経済波及効果をもたらします。

今大会は、出場国枠が32カ国から48カ国へ、試合数も64試合から104試合へと大幅に拡大されます。これにより放映時間や広告在庫も拡大し、その商業規模は過去最大級に達する見込みです。

また、テレビの買い替え需要を見越したパネル調達も活発化しており、液晶パネルの大口取引価格は上昇傾向にあります。AI向け需要の拡大による半導体メモリの供給逼迫も重なって、テレビメーカーが部材調達を前倒ししていることがパネル価格を押し上げています。

注目ポイントは開催国特需とグローバル展開

アメリカをはじめとする北中米3カ国で開催される今大会は、過去最大規模の経済効果が予想され、アメリカ企業への恩恵がとりわけ大きく見込まれています。特に、放映・広告メディア、インバウンドの宿泊需要、そして、ブランド価値の向上を図るスポーツ用品メーカーや公式スポンサー企業への波及が期待されています。

■放送・広告需要を牽引するメディア企業

今大会は出場国が48カ国に拡大し、試合数も従来の64試合から104試合へと大幅に増加します。

この試合数の増加に伴い、放映を手掛けるフォックス<FOXA>は104試合に及ぶ中継権を持つため、放映時間や広告在庫が飛躍的に拡大します。世界最大級の北米市場において、スポンサー企業の露出機会が格段に増えることは、広告収入の大幅な拡大をもたらす大きな追い風となります。

フォックスの株価チャート
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