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──いつでもどこでもコンテンツを再生できるのがAudibleのメリットですが、どんなシーンで利用するお客様が多いですか。

坂井 アンケート調査では、ビジネスパーソンの半数以上が通勤時に活用しています。語学習得はもちろん、ニュースやビジネス書などで情報を収集したり、文学作品を味わったりと、ご利用になるコンテンツは多種多様ですね。スポーツジムで体を鍛えながら聴くという人も多く、私はストーリーに集中することで苦しいトレーニングに耐えるという活用法を編み出しました(笑)。

萩谷 Audibleは語学習得に適しているだけではなく、文学作品を聴けば、日本語のよさを再発見できるはずです。私は以前、三島由紀夫原作の『鹿鳴館』を劇団四季の公演で観て、その台詞の綺麗な響きに魅了されました。講演などで地方へ行く際、列車の中で本を読んだり、ダウンロードした映画を観たりすることが多いのですが、ストーリーを追うのが煩わしくなることがあります。その点、小説の朗読なら疲れずに聴けそうですね。これまで気になっていながら忙しくて読む機会のなかった文学作品がたくさんあるので、ぜひこれからはAudibleで楽しみたいと思います。

坂井 たしかに言葉の美しい響きは心をなごませてくれます。入浴中や就寝前などに好きな小説を聴かれるというお客様が多いのは、そのためなんでしょうね。

──萩谷さんは、Audibleに今後どのようなコンテンツが加わることを期待されますか。
萩谷 本が高価だった私の少年時代、NHKラジオが『白鳥の騎士』、『紅孔雀』といった子ども向けの冒険活劇を放送しており、夢中になって聴いた記憶があります。そうした番組を懐かしむ年配の人も少なくないので、配信されたら喜ばれるのではないかと思いますよ。
坂井  そうした時代を越えてもなお人気のコンテンツも意欲的にラインアップして、多様なニーズにお応えしたいですね。
萩谷 私からの要望はもう1つあります。近年はアジア圏の結びつきが強まり、中国語だけではなく、タイ語やマレー語などを必要とするビジネスマンも多くなっています。インバウンドもますます増え、私たちがアジア各国の人と交流する機会は拡大する一方ですから、メジャー言語以外の外国語と親しむ機会も提供してもらえるといいですね。
坂井 そうしたコンテンツをいっそう充実させることも、グローバル企業としての責務だと思います。本日は貴重なご意見をありがとうございました。

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