サウジアラビアが国外にいる反体制派の帰国を歓迎する姿勢を見せている。
ホワイリニ国家保安庁長官は3月3日にテレビのインタビューで、外国の組織に「利用されたり」「資金を受け取ったりした」反体制派でも、国内で犯罪を行っていない限り、処罰を心配せず帰国できると述べた。「私はムハンマド・ビン・サルマン皇太子に代わって話している。反体制派は帰国を歓迎され、処罰されることはない」
今回の動きはムハンマドが進める改革「ビジョン2030」の一環だろう。「経済の多角化」などを目指し国際的イメージの向上を図るものだ。表現の自由や女性の権利など人権面でたびたび批判されるサウジだが、ムハンマドの下で運転禁止の撤廃、労働参加の促進など女性の権利拡大を実現してきたのは確かだ。サウジは国内改革を継続する一方、経済的利益と人権とのバランスを取りながら、欧米との同盟関係を強化していくだろう。
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