キューバは第2のベネズエラ?
Venezuela with Cigars
JF Martin-Unspalsh
<真の狙いは独裁体制打倒か、経済重視の市場開放か、圧力を強化する米政権に交錯する期待と不安>
▼目次
見え隠れする温存路線
矢面に立たされるルビオ
ウリセス・ペレスはこの5年間、米フロリダ州マイアミでウーバーの運転手をしている。仕事中は大抵、同州在住のキューバ人インフルエンサーが、アメリカのキューバ系移民に祖国の状況を伝えるコンテンツに耳を傾けている。
ペレスは、ジョー・バイデン前米大統領時代に実施された人道的臨時入国許可プログラムの下、フロリダ州南部に移住した大勢のキューバ人の1人だ。ドナルド・トランプ米大統領は同プログラムの廃止に乗り出しているが、それでもトランプを支持するペレスの気持ちは揺らがない。
「(アメリカの)どの大統領も、キューバには手出しできないという口ぶりだった。解決可能な問題として扱ったのは、トランプが初めてだ」
ペレスらキューバ系移民は今、希望と不安を抱きながらトランプの動きを見守っている。石油供給を遮断してキューバへの圧力を強める米政権は、同国政府と内々の協議を開始し、キューバの体制転換は時間の問題だと断言する。
「誰もが非常に楽観視している。現実ではないみたいだ」と、米キューバ系移民博物館(フロリダ州)のマルセル・フェリペ会長はCBCニュースで語った。「私たちにとっての『ベルリンの壁』崩壊だと実感している」





