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極超音速ミサイル

極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリーンランドが北米存立のため死活的に重要になる

Hypersonic War: The US’s Real Challenge in Greenland and Munich Push

2026年2月16日(月)16時11分
ディディ・キルステン・タトロウ(本誌米国版・国際問題担当)

極超音速兵器は次なるフロンティアであり、ロシアや中国もこの技術の開発を進めていることは以前から知られている。

弾道ミサイルと異なり、極超音速兵器は空中で複雑な軌道を描き、地表近くを飛行し、進路を変えることもできるため、探知や迎撃がきわめて困難だ。核弾頭と非核弾頭のいずれも搭載できる。

ロシアはウクライナ戦争でこれまでに2度使用しており、1月にはウクライナ西部リビウ近郊、ポーランド国境からわずか約65キロの地点に着弾した。モスクワは北極圏のバレンツ海でも実験を行っている。

ほぼあらゆる指標で弾道ミサイルを上回り、より低高度で飛行し、高い機動性と極端な速度で防衛システムを回避する極超音速兵器に対抗するには、地上センサーで追跡し「継続的に把握」する技術群が必要だとブッファードは言う。

衛星だけに頼ることはできない。北極圏では衛星の動きが通常と異なって極軌道に入りやすく、他の衛星への引き継ぎが必要になるためだ。

そのため、電離層に電波を反射させて通常のレーダーの地平線の外側を探知する超水平線(オーバー・ザ・ホライズン)レーダーなどの地上技術が不可欠になる。

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