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キューバに迫る「ベネズエラ・シナリオ」――トランプ政権の制裁が招く人道危機

2026年2月16日(月)17時07分
キャサリン・オズボーン (フォーリン・ポリシー誌中南米担当)

アメリカのマイク・ハマー臨時代理大使は、年内の政治的変革についてキューバ当局と協議中だとアメリカのスペイン語テレビ局に語り、米政府はベネズエラで用いた手法の再現を狙っていると示唆した。ベネズエラではロドリゲス副大統領が対米協力の意思を示し、マドゥロ拘束後に暫定大統領に就任した。

外交専門誌フォーリン・ポリシーは2月5日、米政府がキューバに求めている譲歩には、米企業への経済開放、ロシア・中国との軍事協力の制限、キューバ政府に接収された米企業とキューバ系アメリカ人の資産に対する補償を含む可能性があると指摘する記事を掲載した。


一般国民への悪影響が大きいトランプ米大統領の対キューバ戦略には、国際的批判が出始めている。国連のグテレス事務総長は人道崩壊の危機を警告。一部の米民主党議員も同様の懸念を示した。国連の専門家グループは、キューバへの石油供給国に対するトランプの脅しを「重大な国際法違反」と指摘した。

メキシコのシェインバウム大統領は9日、アメリカの手法をこう評した。「極めて不当だ。こんなふうに人々を苦しめてはならない」

メキシコはベネズエラと並ぶキューバへの主要石油供給国だったが、トランプの脅しを受けて供給を停止。代わりに人道支援物資を送っている。

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