24人全員リコール失敗、民進党に痛手──台湾に迫る「親中ねじれ国会」の行方
The Asian Swing State
24人全員のリコール失敗は政権与党にとって想定外(投票前日のリコール賛成派デモ、台北) DANIEL CENGーANADOLU/GETTY IMAGES
<リコール成立による巻き返しは叶わず、ねじれ国会は今後も続く。浮上するのは、親中派野党が主導権を握る政局への懸念と、米中対立の狭間で変容する台湾政治のリアルだ>
台湾の立法院(国会)の親中派国民党議員24人を罷免しようとするリコール投票が7月26日、全て否決された。昨年1月の立法院選挙以来、国民党など野党が過半数を占める「ねじれ」議会に苦しんできた与党民進党にとって、リコールが成立して補選で6議席獲得すれば過半数を取り戻せるはずだったが、その可能性はなくなった。
台湾・清華大学の小笠原欣幸教授に失敗の原因と今後の影響を聞いた(聞き手は本誌編集長・長岡義博)。
──24人全員が不成立、という衝撃の結果だった。
台湾メディアでも数人は罷免されるのではないかという観測が出ていたので、現地でもかなり驚きだった。
──頼清徳(ライ・チントー)政権への反発が根底にあった、ということか。
昨年1月の立法院選挙で選ばれた議員をリコールで覆すのはおかしいのでは、と台湾の多くの人が根底で思っていた。リコールが成功して民進党が過半数を回復すると、頼政権が好きなようにやれてしまう。そう国民党は訴えた。
──リコール同意票(42.5%)と不同意票(57.5%)の比率はどうみる?
投票が行われた24選挙区は国民党が強いので、意外ではない。これを評価するためには、昨年の総統選の票と比較する必要がある。
リコール反対票は昨年の民衆党の柯文哲(コー・ウェンチョー)の票と国民党の候友宜(ホウ・ヨウイー)の票を足した比率より減っているが、リコール賛成票を上回っている。国民党と民衆党が選挙協力をしたからだ。国民党が小さい民衆党をしっかり抱きかかえることが選挙で勝つには重要、と証明した数字だ。
-
外資金融機関での施設警備員/高時給/賞与あり/資格不問/経験者OK/未経験歓迎
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備員年収472万可能/警備経験/交通費規定支給/賞与支給/高時給/未経験者
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ/未経験OK/賞与支給/夜勤あり/月収366,450円可能
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備員/社会保険完備/経験OK/警備経験/未経験歓迎
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員






