最新記事
ウクライナ戦争

ゼレンスキー暗殺計画が(また)発覚、旧ソ連が雇ったポーランド人にロシアが指示

Zelensky Assassination Plot Foiled: What to Know

2025年6月24日(火)20時29分
シェーン・クラウチャー

ロシア軍は同日さらにウクライナ南部オデーサ州にある高校を弾道ミサイルで攻撃し、これによって高校の職員2人が死亡した。ゼレンスキーは、夏休み中だったため当時校内に子どもたちはいなかったとしつつ、この攻撃を「狂気の沙汰」だと非難した。

その1週間近く前には、ロシア軍によるキーウへの攻撃で28人が死亡した。うち23人は、ミサイルの直撃を受けて崩壊した集合住宅の中にいた人々だった。

ロシア軍は約1000キロに及ぶ前線での夏季攻勢の一環として、ウクライナのさらに奥深くに侵攻しようとしているが、米シンクタンクの戦争研究所(ISW)はこれについて目立った進展は見られないと分析している。

ISWは22日夜、「ウクライナがドローンを活用した防衛態勢を敷く一方で、ロシアは訓練不足の歩兵部隊に進軍を頼っている」と述べた。

ゼレンスキーは、ロシア軍がキーウへの攻撃において北朝鮮製のミサイルを使用したことを示唆する予備データがあると指摘。ロシア、北朝鮮と(ロシアにドローンを提供してきた)イランを「殺人者の連合」と呼んだ。

ドナルド・トランプ米大統領はロシアとウクライナの和平を仲介しようと試みていたが、現在のトランプの関心はイラン・イスラエル紛争の停戦仲介に移っている。


ニューズウィーク日本版 豪ワーホリ残酷物語
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米メーシーズ、通期業績見通し引き上げ 高価格ブラン

ビジネス

米7月求人件数、17.6万件減 採用の伸び低調で解

ワールド

トランプ氏の訪ロ招待「検討中」、現時点で準備ない=

ビジネス

FRBの金融政策「適切」、労働市場巡るリスクを警告
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 7
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 9
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 10
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中