最新記事
韓国大統領選

韓国大統領選の事前投票、歴代2位を記録 「中国人探し」など差別行為や管理トラブルも続出

2025年6月2日(月)11時25分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

不正選挙陰謀論も

「ユーチューブを見て。小学生が見ても間違っていると認識できるような証拠が溢れている...···」

ソウル市ソデムン(西大門)区ののある住民センターに設けられた事前投票所前。某不正選挙主張団体に属し監視活動に出たと見られる中年男性Aは投票を待つ人の数を記録しながら「不正選挙は事実だ」と話した。出入りする人の数を動画で撮影し、いわゆる「影響力のあるユーチューバー」に提供するとい言う。「ユーチューバーに知らせれば正義を実現できるだろう。こんな選挙は無効にしなければならない」と自身の主張を話した。

イジェミョン人気で、思わぬトラブルも

ソデムン区シンチョン(西大門区新川)のある事前投票所では投票用紙30〜40枚が外部に搬出されるという前代未聞の事件が発生した。投票票の待ち行列が長くなったため、待ち行列が投票所の外まで続いたのだ。 この過程で一部の有権者は投票用紙を持って写真を撮影したり、近くの食堂で食事をしてきたりもするという、とんでもない状況が展開された。

選管関係者は「この日午前、この投票所で共に民主党のイ·ジェミョン候補が事前投票をして多くの有権者が集まった」として「状況を認知した後、外部待機を中断させ記票台を6個から13個に増やした」と説明した。 それと共に「投票締め切りの結果、搬出された投票用紙はないことが確認された」と話した。

このほかにも事前投票では数多くのトラブルが報告された。

重複投票・代理投票事件
カンナム区の事前投票所では、選挙事務員A氏(60代)が夫の身分証で投票した後、5時間後に自分の身分証で再び投票する重複投票事件が発覚した。A氏は江南区保健所所属の公務員で選挙事務員に委嘱されていた。警察は公職選挙法違反の疑いでA氏を緊急逮捕した。

過去投票用紙の発見
キョンギドキンポ(京畿道金浦)市とプチョン(富川)市の事前投票所では、前回総選挙時の投票用紙が投票箱から発見される事態も発生した。

虚偽通報事件
テジョン(大田)市では「封印された投票箱を開けて出所不明の投票用紙を入れている」という虚偽通報が発生。実際は他地域での事前投票者の投票用紙を含む回送用封筒を投票箱に入れる正常な作業だったが、外部から防犯カメラ映像を見た一部団体が誤解して通報したものだった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

最近の急速なウォン安・円安、深刻な懸念共有=日韓対

ワールド

米戦略石油備蓄の第1弾、来週末までに供給 8600

ビジネス

日立とGEベルノバ、東南アジアで小型モジュール炉導
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革命をもたらす「新世代ドローン」とは?
  • 3
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈祷」を中国がミーム化...パロディ動画が拡散中
  • 4
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 5
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 6
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 7
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 8
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中