最新記事

銃乱射

べガス銃乱射の犠牲者はあなたの「母親、同僚、友人」だったかもしれない

2017年10月3日(火)18時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

2日夜、犠牲者を追悼する集会が開かれた Lucy Nicholson-REUTERS

<コンサートを楽しんでいた人たちの日常は、降り注ぐ銃弾によって切り裂かれた>

米ネバダ州ラスベガスで10月1日夜(現地時間)に発生した銃乱射事件は、事件発生当初は2人と報道された死者が59人、負傷者は600人にまで膨らみ、アメリカ史上最悪の被害を出している。

容疑者スティーブン・パドック (64)は自殺、テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)が犯行声明を出す(FBIは関与を否定)など、依然として事態は混乱の最中にあるが、一夜明け、徐々に明らかになってきた被害の状況には胸が痛むばかりだ。59人のうちのほんの一部だが、犠牲者たちの人となりを紹介したい。

■デニス・バーディタス
ウェストバージニア州からこのコンサートに参加していた彼女は、夫の腕の中で息を引き取った。32年間連れ添った夫のトニー・バーディタスのフェイスブック投稿によると、彼女には2人の息子がおり、近々5人の孫の祖母になる予定だった。


■キャリー・バーネット
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークで10年に渡って調理員として活躍した。

これを受け、ウォルト・ディズニー・ カンパニーのロバート・アイガーCEOは声明を発表。「無分別で恐ろしい行為は、大きすぎる損失を出した。ディズニーファミリーの素晴らしいメンバー、キャリー・バーネットに追悼の意を表する」


■ベイリー・シュバイツァー
インフィニティ・コミュニケーション・アンド・コンサルティング社で働いていたシュバイツァーは、銃弾に倒れた。同社は声明で「彼女は職場で太陽のような存在だった」と、突然の死を惜しんだ。


■ネイサ・トンクス
ラスベガスに拠点を置くIT企業テクノロントに勤めていた。テクノロントはトンクスを「偉大な母親で、同僚、そして友人であった」とコメント。3人の息子を残して亡くなった。


■クリス・ロイバル
南カリフォルニア在住のロイバルは、アフガニスタンに派兵された経験を持つアメリカ海軍のベテラン。胸を撃たれたという。


■ハンナ・アーラーズ
カリフォルニア州ムリータで夫と3人の子供と暮らしていた彼女は、頭に銃弾を受けた。35歳の若さだった。


■アンジェラ・ゴメス
カリフォルニア州のリバーサイド・ポリテクニック・ハイスクールを2015年に卒業したばかりのゴメス。同校は、乱射事件で卒業生が亡くなったことを認めている。


■レイチェル・パーカー
警察当局によると、カリフォルニア州マンハッタン・ビーチ警察署に所属する警察官2人が、乱射事件に巻き込まれた。このうち記録技師のパーカーは搬送先の病院で死亡したと発表。パーカーは10年間勤務しており、「彼女を亡くしたことは我々にとって大きな損害だ」と当局は悔んだ。もう一人の警察官は軽傷だった。


■ダナ・ガードナー
52歳のガードナーは、3人の娘たちとコンサート会場で銃撃に遭った。ABCニュースによれば、娘たちは無傷で生還した。

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米大統領上級顧問、鉄鋼・アルミ関税引き下げ計画を否

ワールド

ドイツ首相、米欧の関係再構築呼びかけ 防衛力強化の

ワールド

OPECプラス8カ国、4月からの増産再開を検討=関

ワールド

米財務長官、鉄鋼・アルミ関税縮小の決定は「トランプ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベルの「若見え」な女性の写真にSNS震撼
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 6
    毛沢東への回帰? それとも進化? 終身支配へ突き…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    「ドルも弱い」なのになぜ、円安が進む? 「ドル以外…
  • 9
    やはりトランプ関税で最も打撃を受けるのは米国民と…
  • 10
    「賢明な権威主義」は自由主義に勝る? 自由がない…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中