最新記事

W杯

最も寝たくないサッカー選手10人

ルーニー、闘莉王、マラドーナ──正直な気持ちで選んだ「セクシーでない選手」ランキング

2010年6月24日(木)18時06分
グローバルポスト・ドットコム編集部

不名誉な称号 イングランドFWのルーニーは「最も醜いサッカー選手」の汚名をピッチでそそげるか(6月23日、対スロベニア戦) Dylan Martinez-Reuters

 サッカー・ワールドカップの報道を見ていると、サッカー選手は誰もが筋骨隆々でセックスアピール満々のイケメンぞろい、というイメージを抱きがち。

 でも、それは勘違いだ。ここで紹介する面々は、バニティ・フェアコスモポリタン、ウェブ新聞のデイリー・ビーストなどの「セクシーな選手」ランキングに登場することはない。

 我々が彼らを選んだのは、何らかの理由で「セクシーでない」から。ルックスがイケてない選手もいれば、内面的な問題で選ばれた選手もいる。ピッチの上ではスーパープレイを期待したいが、下着姿を披露するのは勘弁してほしい。

1)フランク・リベリ(フランス)

 頬の傷は2歳のときに自動車事故で大怪我を負ったときのもの。ただし、フランスチームの大黒柱がリスト入りしたのは、そのせいではない。今年4月、未成年の少女との買春が発覚したのだ。最悪。
 
2)ウェイン・ルーニー(イングランド)

完璧なまでに丸い顔から突き出した耳は、まるでシュレック。実際、女性2500人を対象にしたアンケートでは、33%がルーニーを「世界で最も醜いサッカー選手」に選んだ。それでも、抜群の得点力のおかげでファンの支持は絶大だ(W杯では調子がイマイチだが)。

3)カルレス・プジョル(スペイン)

 W杯初戦でスイスに敗れたスペイン代表。チームがまとまらないのは、毛むくじゃらのDF、プジョルの髪がまとまらないせいではないだろうが......。

4)カルロス・テベス(アルゼンチン)

 髪の生え際がV字になった富士額と、一本につながった眉。それだけでリスト入りの資格は十分。

5)李雲在(イ・ウンジェ、韓国)

 鉄壁の守りで知られる韓国のベテランGKのニックネームは「蜘蛛の手」。だが2007年には、その手で自身の名誉を汚すことに。アジアカップの試合前夜にチームメートと一緒に買春宿を訪れていたのだ。

6)ピーター・クラウチ(イングランド)

 身長201センチという大会屈指の長身選手は、ひょろ長くて何とも不恰好だ。本人も自覚しているようで、「サッカー選手になっていなかったら、今頃どうしていただろうか」という質問に対して、「童貞だと思う」と答えたことも。

7)田中マルクス闘莉王(日本)

わずか1カ月前、闘莉王はJリーグのピッチでわがままな子供のように振舞っていた。芝の上を転げまわったり、ユニフォームを脱いだりして審判に猛抗議。このパフォーマンスのせいで、世界のサッカー情報をまとめたサイトで「今週の駄々っ子」に選ばれた。なんとセクシーな。

8)鄭大世(チョン・テセ、北朝鮮)

対ブラジル戦の試合前の国歌斉唱で号泣する姿はセクシーとは言い難いが、あの涙は本物だ。韓国籍の父と北朝鮮籍の母をもつ日本生まれの在日3世。本人は韓国籍だが、金正日のチームでプレイしたいと志願し、特例で北朝鮮代表入りを果たした。本気?

9)ソティリオス・キルギアコス(ギリシャ)

老け顔の31歳のキルギアコスも、30代のベテラン選手が多いギリシャチームではめずらしい存在ではない。なにしろ監督も71歳。朝早くに目が覚める男をセクシーと思うなら、ギリシャ代表を応援しよう。

10)ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン代表監督)

自身が率いるアルゼンチン代表チームがW杯を制したら、ブエノスアイレスの中心街を裸で走ると約束したマラドーナ。お願いだからパンツを脱がないで。

番外)コマン・クリバリ(審判)

6月19日のアメリカ・スロベニア戦で、アメリカの逆転ゴールを取り消した判定が論争の的に。少なくともアメリカ人にとっては、世界で最もセクシーでない審判だ。


GlobalPost.com特約)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ペルーで列車が正面衝突、マチュピチュ近く 運転手死

ビジネス

中国製造業PMI、12月は50.1に上昇 内需改善

ビジネス

ソフトバンクG、オープンAIへの225億ドル出資完

ビジネス

中国製造業PMI、12月は9カ月ぶり節目回復 非製
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 5
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 8
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中