豪中銀、2カ月連続利上げ 5対4の僅差で決定
2018年2月6日、オーストラリア準備銀行本部ビルの前(2026年 ロイター/Daniel Munoz)
[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は17日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて4.10%とした。インフレ抑制には借り入れコストの引き上げが必要と判断し、2カ月連続で利上げを決めた。
採決では5人が利上げに賛成、4人が反対した。投票結果の公表が始まって以来最も僅差での決定となった。
中東紛争が激化し、原油価格の急騰が世界的なインフレ圧力を再燃させる恐れがある中、今週は主要中央銀行が政策決定を行う「中銀ウィーク」。米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)を含む他の中銀は金利を据え置くとの見方が大勢だ。
豪では、インフレ率が2─3%の目標レンジを上回って推移し、労働市場も依然として過熱状態にあることから、市場では利上げ確率が75%と見込まれていた。国内の主要4銀行はいずれも利上げを予想していた。
理事会は声明で「中東情勢は依然として極めて不透明だが、想定される幅広いシナリオの下で、世界および国内のインフレをさらに押し上げる可能性がある」と分析。「理事会は、インフレ率が当面の間、目標を上回って推移する可能性が高いと判断した。また、インフレ期待を含め、リスクはさらに上振れ方向に傾いている」と指摘した。
僅差での結果を受けて、豪ドルは0.7060米ドルへと0.2%下落、3年物国債利回りは7bp低下して4.509%となった。
市場では、5月の追加利上げ観測が後退し、現時点では確率が約30%となっている。





