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「斜めに入っていく」のがコツ...なぜ、富川悠太は相手の心を開かせる? 報ステ、トヨタで培った関係構築力

2024年11月30日(土)15時32分
flier編集部

その後、「伝える力」について届けていこうと背中を押されるきっかけが2つありました。1つめは、後輩や他局のアナウンサーから、「伝える力」について話を聞かせてほしいといわれる機会が多かったこと。できるだけ時間をとって話してきましたが、限りがありました。

2つめのきっかけは、2024年の元旦に起きた能登半島地震です。現場に行って状況を伝えたいという思いが湧きあがる一方で、いま僕が行っても邪魔になってしまう。そう考えながら被災地の報道をテレビで観ていると、おこがましいかもしれないのですが、報道の質(伝える力)が落ちているように思えてしまった。「もっとリアルな状況を伝えられるはずなのに......」と強く感じたんです。


そうしたタイミングでいただいたのが、今回の執筆依頼。私自身が学んできた「伝える力」を届けるタイミングだと思い、一歩を踏み出そうと決めました。

なぜ、富川さんは「上がり込みの達人」と呼ばれるのか?

──富川さんが「相手に寄り添うこと」を大事にしているのが著書からも伝わってきました。

「相手に寄り添う、相手の役に立つことを探す」のは、人間関係で普通のことなんですよ。特に災害や事件の現場だと、困っている人の役に立ちたい一心で自分にできることを探すようになります。被災地なら、たとえば瓦礫の片づけを一緒にしていると、相手が自然にお話をしてくれるんです。

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