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ゾゾタウンが採寸ボディスーツ「ゾゾスーツ」に託す狙い

2017年11月29日(水)16時13分
真城愛弓(東洋経済記者)※東洋経済オンラインより転載

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11月末から投入するPB「ZOZO(ゾゾ)」のロゴ(写真:スタートトゥデイ)

初めてのPB事業に不安も

スタートトゥデイの柱は一定量の在庫を委託形式で預かり、オンラインショップの運営管理を行う受託事業。そのためスタートトゥデイが出店ブランドの売れ残った在庫を抱えることはない。

PBの場合、商品が売れ残れば在庫の処分につながり、収益を圧迫する可能性がある。ゾゾスーツで寸法したデータに基づき、オーダーに応じて生産する体制を取るとすれば、大量在庫を抱える事態はまぬがれるかもしれない。とはいえ、これまで踏み込んだことのないPBだけに、経費コントロールや在庫管理を徹底できるかは未知数だ。

フィット感を追求した商品が、どこまで消費者の需要と合致するかも現時点では見通せない。あるアパレル企業幹部は「若い世代はサイズ感に対する好みも多様で、体にピッタリの服を求める人はそこまで多くない。ボディスーツで採寸するインパクトと宣伝効果は大きいが、PBの人気が持続するかは不透明だ」と語る。

「数年以内に現在のゾゾタウン事業の規模を超えるスケールにしたい」と意気込む前澤社長。最新技術を投入し、究極のフィット感を追求したPBは、どのような船出を迎えるのだろうか。

スタートトゥデイの会社概要は「四季報オンライン」で

※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。
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