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トランプが今、地球上で最も憎む存在...「脳みそがあるトランプ」と呼ばれる男の大躍進
そんな昔の話、と思うかもしれない。だが、高校生といえば、カリスマ的な権威に心酔しやすい年頃だ。そしてアメリカ大統領は、政策もさることながら、一緒にビールを飲みたいと思える人物が最も選ばれやすいとされるポストだ。高校教師時代のデサンティスの評判にヒントを探るのは、決して見当違いではない。
デサンティスの評判で面白いのは、遠くから見ている人ほど彼を高く評価し、近くにいる人ほど政治家としての将来を疑問視していることだ。これから2年間の大統領指名候補争い(と大統領選)で、候補者は常に注目され、ありとあらゆることを事細かに報じられることを考えると、これはあまりいい傾向ではない。
フロリダ州のある著名政治家で、誰よりもデサンティスを間近に見てきた人物は、デサンティスと2人きりで過ごすくらいなら、最もつらい歯科治療を受けるほうがましだと語っている。デサンティスには友達がいないのではないかと言う人もいる。
こうしたキャラクターはデサンティスが究極の名誉をつかむ上で大きなハードルになる。存在感や温かみ、そして強烈な個性を打ち出せなければ、トランプにろくでもないあだ名を付けられて、ぶった斬られておしまいだろう。
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