プレスリリース

不登校34万人時代に“安心できる居場所”を―― 品川区・武蔵小山「フリースクール かなめのもりのがっこう」が初の不登校相談会(参加無料・要予約)を開催

2025年09月30日(火)15時00分
株式会社長谷川ビルディング(本社:東京都千代田区、代表取締役:井上 創)が運営するフリースクール「かなめのもりのがっこう」(品川区武蔵小山)では、2025年10月25日(土)・10月29日(水)に初となる不登校相談会を開催いたします。(参加無料・要予約)

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/546591/LL_img_546591_1.jpg
フリースクール かなめのもりのがっこう

【要約】
・全国の不登校小中学生は過去最多の34万人(文科省2023年度調査)。
・元中学校教諭であり「かなめのもり」運営会社代表の井上 創が同ビル内に開設したフリースクールにて初の相談会を開催。
・日程は2025年10月25日(土)13:00〜14:00(定員20名)、10月29日(水)10:00〜11:00(定員5名)。
・全体質問受付の後、希望者には個別相談も実施予定。


■不登校は「誰にでも起こり得る課題」
文部科学省の調査によれば、2023年度の不登校小中学生は全国で約34万人。5年前の約2倍に増え、過去最多を更新しました【※1】。
「学校に行けないことは悪いこと」
「親の責任ではないか」
そうした周囲の言葉が、子どもや保護者を追い詰めています。
「学校に行ってもいいし、行かなくてもいい。大事なのは、子どもが安心して自分のペースで過ごせることなんです」
――そう語るのは、「フリースクール かなめのもりのがっこう」代表の井上 創です。

※1. 文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00005.htm


■誕生の背景
2024年5月、品川区・武蔵小山商店街に「かなめのもりのがっこう」は開校しました。
東京一長いアーケードに面した「かなめのもりのビル」のフロアを活用し、井上が「地域にとって意味のある居場所を」との思いから始めた取り組みです。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/546591/LL_img_546591_3.jpg
緑の木々に囲まれたすがすがしいビル

■子ども主体の「第2の居場所」
このフリースクールは、10歳(小4)から18歳までの子どもたちが安心して過ごせる“第2の居場所”です。

開室時間は平日10:00〜14:50(延長は17:00まで応相談)
毎日13時からの15分掃除以外はすべて自由
ゲーム・読書・創作・勉強など、過ごし方は自分で選べる
在籍校に通いながら並行利用することも可能
「ここでは『ゆったり、のんびり』した時間を過ごせます」――それが最大の特徴です。


■保護者の声
見学や相談に訪れた保護者からは、安心の声が寄せられています。
「公立の先生で、こんなにフラットに子どもを受け止めてくれる方がいるんだと驚きました」
「『こうあるべき』と枠にはめず、そのままを受け止めてくれる姿勢に救われました」


■他にはない特徴
「かなめのもりのがっこう」には、ユニークな魅力があります。

・広くて開放的な空間と屋上の緑化――都会にいながら森のような心地よさ
・武蔵小山商店街のアーケードに面した便利で安全な立地
・人生経験豊かな大人が常に見守り、おおらかに接する環境
・代表が元中学校教諭であるため、学校との連携もスムーズ

これらが「ここなら安心して通わせられる」と選ばれる理由です。


■不登校の生徒が教えてくれたこと
井上が中学校の教諭時代に出会った一人の不登校の生徒がいました。

中学1年で不登校であったその子に、井上は「宝地図」という夢を描く方法を紹介しました。
その子はほとんど学校に通えないながらも、家族や学校の支援を受けて高校へ進学。
「宝地図に書いた夢のうち、あと二つを残してほとんど叶いました」と手紙をくれ、大学では希望通りの学科へ進学しました。

その後は宝地図に描いた職業に就き、昨年からは残る夢の一つであった海外留学に励んでいます。

井上はこの経験を振り返ります。

「これは一人の生徒の事例にすぎません。
しかしその子が教えてくれたのは――不登校は未来を閉ざすものではなく、自分らしい道を育む大切な時間になり得る ということでした」

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/546591/LL_img_546591_4.jpg
室長の吉田と代表の井上

■保護者の不安に寄り添う場
相談に訪れる保護者の多くが口にするのは「不安」です。
「学校に行かなくて、この子は大丈夫なのだろうか」
「将来、ちゃんとした大人になれるのだろうか」
「周囲から『大丈夫?』と聞かれるたびに胸が苦しくなる」

井上は語ります。

「初めて『行きたくない』を聞いたときは、ただ聴いてあげてほしい。
提案せず、待つこと。それだけで子どもは安心します。
ここでは保護者の方自身も“聴いてもらう体験”を通じて、そのコツを感じてもらえると思います」


■経済的な安心感
利用料は月額29,700円(税込)。
東京都の「フリースクール等利用者助成金」の申請により月額20,000円の補助が受けられ、実質9,700円に。
さらに品川区立小中に在籍していれば、区の上乗せ助成で自己負担0円になる場合もあります。
「経済的に続けられる」――それも大切な安心材料です。


■不登校相談会を開催します
日時 : 2025年10月25日(土)13:00〜14:00(定員20名)
2025年10月29日(水)10:00〜11:00(定員5名)
内容 : 全体での質問受付と回答
希望者には個別相談(当日調整/待ち時間あり)
会場 : フリースクール かなめのもりのがっこう
(東京都品川区荏原3-5-4 かなめのもりビル2階)
対象 : 不登校や登校しぶりで悩むご家族(本人も可)、学校外の学びに関心のある方
参加費 : 無料(要予約)
申込方法: 公式サイト
https://school.kanamenomori.jp
こくちーず
https://kokc.jp/e/772a9beadd3ae0767dd04ea1bd5303b1/3495500/

ぜひお気軽にご参加ください。


■代表からのメッセージ
「不登校は特別なことではありません。誰にでも起こり得ることです。
だからこそ、一人で抱え込まずに、まずは話しに来てください。
相談会では、子どもたちがどのように夢を見つけ、育み、人生を歩んでいるのか、についても、お伝えしたいと思います。
学校に行っても行かなくても、子どもも大人も、みんなが豊かで幸せでありますように」


■施設概要
名称 : フリースクール かなめのもりのがっこう
所在地 : 東京都品川区荏原3-5-4 かなめのもりビル2階
対象 : 10歳(小4)〜18歳
開室時間 : 平日10:00〜14:50(延長〜17:00応相談)
休室日 : 土日祝・年末年始・お盆
利用料 : 月額29,700円(税込)
〔都助成受給により実質9,700円/月、品川区補助併用で0円可〕
運営 : 株式会社長谷川ビルディング(代表取締役:井上 創)
公式サイト: https://school.kanamenomori.jp
こくちーず
https://kokc.jp/e/772a9beadd3ae0767dd04ea1bd5303b1/3495500/


■代表プロフィール
出身 :千葉県我孫子市生まれ、千葉市育ち
経歴 :- 大手ゼネコン総合職(12年)
- 千葉市立中学校教諭(12年、うち3年間 千葉大学教育学部附属中学校教諭)
- 現在:株式会社長谷川ビルディング 代表取締役、フリースクール運営
教育観 :「世の中は厳しいだけじゃありません。
温かくて助けてくれる人がたくさんいる。
そのことを子どもや保護者に伝えたいと思っています」


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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