情報BOX:米とイラン和平交渉、知っておくべき主な論点
商店に置かれたテレビでニュースを見るパキスタンの市民。4月11日、ハイデラバードで撮影(2026年 ロイター/Yasir Rajput)
[11日 ロイター] - 米国とイラン両政府の代表団が11日、パキスタンの首都イスラマバードで和平に向け交渉する。主な論点は以下の通り。イランは米国がレバノンでの停戦と対イラン制裁解除について確約しない限り、正式な協議には入らない姿勢を示している。
・イランはレバノンでの停戦を求めている。米国とイスラエルがイランへの軍事作戦を開始して以降、レバノンでは親イラン組織ヒズボラに対するイスラエルの攻撃で約2000人が死亡した。イスラエルと米国は、レバノンでの軍事作戦は米・イラン間の停戦には含まれないとしているが、イラン側はこれに応じていない。
・イランは長年にわたって同国経済の重しとなってきた制裁解除とイラン資産の凍結解除を米側に求めている。米国は、イランが核・ミサイル開発で譲歩することと引き換えに大幅な制裁緩和に応じる可能性を示唆している。
・イランは世界のエネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡について通航料の徴収など自国の権限を認めるよう求めている。米国は自由な通航を主張している。
・イランは2月末から続く紛争の被害について補償を要求する構えだ。米国はこれについて何ら言及していない。
・イランはウラン濃縮の継続を認めるよう求めているが、米国は認めない立場で、トランプ米大統領も交渉の余地はないと主張している。
・イスラエルと米国両国は、イランのミサイル能力の大幅な制限を求めている。一方、イランは交渉の対象外としている。
・イランは地域からの米軍撤退、全ての戦線での戦闘終結、相互不侵略の確約を求めている。トランプ大統領は、和平合意が成立するまで中東に戦力を維持すると表明し、要求に応じなければ戦闘が大きく激化する可能性があると警告している。
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