カナダ当局、9人死亡の銃撃事件巡りオープンAIと協議へ
写真はカナダ西部ブリティッシュコロンビア州の学校の事件現場の花束。2月12日撮影。REUTERS/Jennifer Gauthier
Ryan Patrick Jones
[トロント 23日 ロイター] - カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の学校でジェシー・バン・ルーツラー容疑者(18)が8人を射殺後に自殺した銃撃事件を巡ってカナダ当局は23日、生成AI(人工知能)モデル「チャットGPT」を手がけるオープンAIの安全対策担当幹部らとの会合を24日に首都オタワで開催することを明らかにした。
オープンAIが昨年6月にポリシー違反のあったバン・ルーツラー容疑者のチャットGPTのアカウントを禁止しながら、警察に通報していなかったことを巡り、同社の安全対策に関して協議する。同社は警察への通報基準には該当しなかったと主張している。
ソロモンAI・デジタルイノベーション担当相は記者団に対し、会合の目的を「オープンAIの安全プロトコル、強化するタイミング、警察への通報基準について説明を受けるためだ」と説明。国民をオンライン上の危害から守るために「あらゆる選択肢が検討対象となる」とし、オンラインでのプライバシーと個人情報に関する法案が近く提出されると明らかにした。
ソロモン氏は「カナダ国民は何よりもまず、特に子どもたちの安全が守られることと、これらの組織が責任ある行動を取ることを期待している」と訴えた。
オープンAIはコメント要請に即座には応じなかった。
オープンAIのこれまでの説明によると、バン・ルーツラー容疑者について「暴力行為を助長するようなモデルの悪用」を検知するシステムによってフラグが立てられた後、アカウントを禁止した。同社は警察への通報を検討したものの、他人に身体的危害を及ぼす差し迫った重大なリスクが確実だとする基準を満たさないと判断し、見送った。事件後にカナダの国家警察に当たる王立カナダ騎馬警察(RCMP)に連絡し、バン・ルーツラー容疑者のチャットGPTの利用に関する情報を提供した。





